ゼロ年代ベストSFということで読んでみました。作者が亡くなっているのは残念です。
普通の作品と違って、中だるみや延々こまかなところまでの描写で期待を持たせるだけ持たせて一気にクライマックスへ、という感じではなくスラスラと読めます。そんな作品を書く作家は少ないと思うし(でもちゃんとオチはあります)、面白い作品だったので作者がなくなられているのは本当に残念ですね。ハテナにまだブログがあります。最後の日のコメントにあるように、私も滅多に読まない地方紙の文化欄で見て読んだんですが。数少ないですが、他の作品も読んでみようと思います。