この季節、賀詞会とうものが多い。業界が古い業界だと、特に多いかな。ホテルなんかで業界人が大勢集まって、頭ペコペコ、旧年中はお世話になりました、明けましておめでとうございます。今年もよろしくね。ってな具合に挨拶をかわす。だいたい、お酒がついて、多少料理が出て、でも、昨今のことだから、おとそで飲酒運転もいけねぇやてなことで、ノンアルコールビールになっていたり。だいたい、最近は担当者もリストラやらでどんどん替わったり、退職されたりとかで、業界を知らない人ばかりが、初対面の挨拶をする場になってたりする。ただ、業界どうし付き合いが深いというのも事実で、１軒１軒、挨拶まわりにまわることを考えると、一度に済ませられるのは非常に便利である。
まぁ、何もなければ少しお酒を飲んで名刺を交わして、それですむとことがとあるお客様で中締めの挨拶を仰せつかった。さて、こりゃ大変。とりあえず、断ろうとするが却下され、だいたい、役まわりはその会社にそれ相応に貢献している会社か、年功の高いものなどが多いよって、いよいよワシもここまで来たかなどと思いはしたものの、果たして看板外しては何もできない自分だったりするわけで、２時間の宴会の後の中締めは、野次も飛びこそすれエライ様ばかり壇上より頭下げても、話の内容はしどろもどろ。若輩者には、まだ早かった。
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